原著論文以外で業績を作る
口頭発表
口頭発表を通じてキャリアアップを目指す方法
原著論文だけが、キャリアを築く方法ではありません。
学会に参加し口頭発表をすることで、論文執筆能力も向上しますし、逆もまた真実です。
また、口頭発表をうまく行えば、同僚に好印象を与えることもできます。
さらに、口頭発表の機会を上手に利用することで、次のようなメリットを期待することもできます。
1. 査読員候補と知り合いになれる可能性
<背景>著者が査読員を提案することを歓迎するジャーナルが増えている。
- あなたが参加するセッションの発表者は、あなたと同分野の同レベルの
研究を行っているので、将来査読員となる有力な候補者達である。 - 査読員のうち1名からでも、好ましいコメントをもらえれば、
論文アクセプトの可能性が飛躍的に高まる。
⇒学会はあなたの味方になってくれそうな人と知り合える貴重な機会である。 - 同分野、同レベルの研究者と親しい間柄になれば、
お互いに査読員に指名しあうばかりでなく、
将来共同研究などを一緒に行う可能性も広がるかもしれない。
2. 人脈を広げ、交流を図る
学会は新たな友人を作り、付き合いを進展させる絶好の機会なので、
特に、social events を上手に活用し、国際的な人脈づくりに努めることをお勧めしたい。
特に、social events を上手に活用し、国際的な人脈づくりに努めることをお勧めしたい。
- 学会開始前に、プログラムに目を通しておく。
- あなたが参加するセッションの座長や参加者の氏名を覚えておき、
積極的に名前を呼んで話しかけるようにすると、
コミュニケーションが円滑に進む可能性が高まる。 - 開会式に参加する。なるべく前方の席に座るとよい。
- 歓迎レセプションや social events は個人的な友好関係を築くのに最適な場である。
自分から積極的に自己紹介をしよう。 - Social events では、日本語を話す人達と固まって行動しないようにする。
1人で、または日本人でない友人と参加するように心がけよう。