原著論文で業績を作る

参考文献 (References)

一般的な注意点

参考文献の正確さを確認することは著者の義務なので、引用に誤りがないよう、著者はPubMedなどのデータベースを情報源として用いるか、参考文献の原本を照合し、正しく引用されているかを確認する必要があります。

また、著者は、撤回されている論文が参考文献として含まれていないかについても確認しなければなりません。その方法として、MEDLINEに登録されている論文について、ICMJEではPubMedで”Retracted publication [pt]” ([pt]はpublication type) で検索することを推奨しています。

以上を踏まえた上で、次の点にも留意してください。

  • 可能な限り原著論文を引用する (総説 (レビュー) を引用することは効率的に見えるが、正確性に問題がある場合があるため、孫引きは避けること)。
  • 最も重要かつ関連性の高い参考文献のみに絞る。
  • 学会抄録のみの文献は、参考文献として含めない。
  • 「アクセプトされたが未発表の論文」は”in press” (印刷中) または”forthcoming” (近刊) と記す。
  • 「雑誌に投稿したが未アクセプトの論文」の情報を文中で言及する際は、情報元から許可を得た上で、”unpublished observations” (未発表の所見) と明記する。
  • 原則として「私信 (メール・手紙) 」は含めない。
    やむを得ず私信を引用する際は、本文中にカッコ書きで発信元の氏名や発信日を明記する。学術論文内で引用するには、情報提供元から書面による掲載許可書と、情報が正確なものであるという証明書を入手し保管しておく。

具体的な引用方法

  • 本文中で言及した順序で通し番号を付ける。
  • 本文、図表、図の説明文 (figure legends) 中の参考文献番号はアラビア数字をカッコ書きにして表示する。
  • 表や図の説明文 (figure legends) 中でのみ引用した参考文献は、本文で言及された順序にしたがって番号を付ける。
  • ジャーナルの表題はIndex Medicusで使用されているスタイルに従い省略形で記載する。(www.ncbi.nlm.nih.gov/nlmcatalog/journalsを参照)
  • 参考文献の引用形式は、ジャーナルによって異なるため、個々のジャーナルの規定に従う。

レクチャー動画を見る(「医学分野でキャリアアップを図るために」より)