出版倫理

International Committee of Medical Journal Editors ( ICMJE ) とは

3. Manuscript Sections(原稿のセクション)

e. Results(結果)

解釈

  • 結果は、できるだけ論理的な展開になるように、わかりやすいフォーマットで提示するのが基本である。
  • 主要または最重要な所見は、最初に提示すること。
  • 論文を簡潔明瞭で理解しやすいものとするため、図表で示したデータは本文と重複しないようにすること。
  • 図表から得られるもっとも重要な結論のみを強調すること。
  • 技術的な詳細や、他の重要な情報を提示しなければならない場合は、付録形式にすることでResultsセクションの流れを中断しなくてすむ。
  • もう一つの方法として、印刷版の論文の長さを最小限に抑えるために、付録資料は学術誌の電子版のみでアクセス可能にすることもできる。
  • Resultsセクションでデータを提示する場合は、パーセント値だけでなく、実際の数字を提供すること。
  • パーセンテージ値を提示してもよいが、その場合はデータの特定のサブセットを得るのにどのような統計方法を使用したか、また、ベースとなった数量データも併せて提示する必要がある。
  • 読者が論文とその結果を理解できるよう図表の数は必要最小限に抑えるよう、つねに心に留めておくこと(どの学術誌にとってもスペースは非常に大切であるため)。
  • 大量のデータが入力された表よりも、グラフのほうがわかりやすい場合はグラフを使用する。いずれの場合も、図表と本文にデータの重複がないようにすることが大切である。
  • 非統計学的な意味で統計学用語を使用しないように注意すること。
  • 科学的価値があり、論文の価値を上げ、結論に対する理解を深めるものであれば、媒介変数(年齢、性別など)によって分析されたデータを提示したほうがよい。

原文

Present your results in logical sequence in the text, tables, and figures, giving the main or most important findings first. Do not repeat all the data in the tables or figures in the text; emphasize or summarize only the most important observations. Provide data on all primary and secondary outcomes identified in the Methods Section. Extra or supplementary materials and technical details can be placed in an appendix where they will be accessible but will not interrupt the flow of the text, or they can be published solely in the electronic version of the journal.

日本語訳

研究結果は、本文や図表で論理的に順序立てて示し、主要または最重要な所見は冒頭で述べること。図表で示したデータは、本文で繰り返し述べてはいけない。最も重要な所見のみ強調または要約すること。Methodsのセクションで挙げたすべての主要評価項目および副次的評価項目のデータを提示すること。補助的な資料や技術的な詳細は付録に表示し、本文の流れを遮ることなく情報が入手できるようにする。あるいは、雑誌の電子版のみに補助的な資料を掲載することもできる。

Give numeric results not only as derivatives (for example, percentages) but also as the absolute numbers from which the derivatives were calculated, and specify the statistical significance attached to them, if any. Restrict tables and figures to those needed to explain the argument of the paper and to assess supporting data. Use graphs as an alternative to tables with many entries; do not duplicate data in graphs and tables. Avoid nontechnical uses of technical terms in statistics, such as "random" (which implies a randomizing device), "normal," "significant," "correlations," and "sample."

解析結果(パーセンテージなど)だけでなく、解析結果を算出した絶対数も提示し、その統計学的有意性がもしあれば明記すること。図表の数は、論文の要旨を説明し、その根拠となったデータを評価するために最低限必要な数に絞り込むこと。項目の多い表よりもグラフを使うこと。グラフや表でデータの重複がないようにする。
"random"(ランダム化の方法の意)、"normal"、
"significant"、"correlations"、"sample"などの統計専門用語は、非専門的な用法で使用してはいけない。

Separate reporting of data by demographic variables, such as age and sex, facilitate pooling of data for subgroups across studies and should be routine, unless there are compelling reasons not to stratify reporting, which should be explained.

年齢や性別などの人口統計学的変数によるデータは研究全体のサブグループの蓄積を容易にするため、ルーティンに報告すること。このような層別化を行えないような特段の理由がある場合は、その説明を記載すること。