原著論文で業績を作る

ICMJE Recommendations(旧 Uniform Requirements)

1. General Principles(基本原則)

解釈

  • 原著論文の大半は、従来のIMRAD形式(I=introduction、M=method、R=results、A=and、D=discussion)で書かれている。
  • ICMJE Recommendationsでは、論文を全体的により明確にするため、研究報告をさらにサブセクションに分けてもよいとしている。
  • IMRAD形式は、科学的発見の過程を順にたどるようになっている。
    つまり、Introductionでは研究の背景を紹介し、Methodsは使用した文献および方法、Resultsは研究によって実際に得られた具体的な結果、Discussionは研究成果の有意性が検討・解釈され、最後に結論が導かれる、という順である。
  • 電子フォーマットの普及により、論文の内容の一部追加や抜粋などが簡単にできるようになった。
  • 電子版のみに投稿する補助的な情報も論文の投稿時に一緒に提出し査読を受けなくてはならない。

原文

The text of articles reporting original research is usually divided into Introduction, Methods, Results, and Discussion sections. This so-called “IMRAD” structure is not an arbitrary publication format but a reflection of the process of scientific discovery. Articles often need subheadings within these sections to further organize their content. Other types of articles, such as meta-analyses, may require different formats, while case reports, narrative reviews, and editorials may have less structured or unstructured formats.

日本語訳

原著論文は、通常Introduction、Methods、Results、Discussionのセクションに分かれることが多い。このいわゆる“IMRAD”形式は、ただ適当に作ったものではなく、科学的な発見が行われる過程を直接反映した形式になっている。論文は、内容を整理するために部分的に小見出し(subheadings)が必要な場合もよくある。また他の論文、例えばメタ解析などは、異なる形式を必要とする場合もある。症例報告、レビュー、エディトリアルではより自由な構造や非構造化の形式を取ることがある。

Electronic formats have created opportunities for adding details or sections, layering information, cross-linking, or extracting portions of articles in electronic versions. Supplementary electronic-only material should be submitted and sent for peer review simultaneously with the primary manuscript.

電子フォーマットの普及によって、電子版の原稿に対し細部または全体的な情報の階層化などやクロスリンク、論文の抜粋などが行えるようになった。また、投稿時には本文と共に、査読用に電子フォーマット用の補助的な資料も提出しなければならない。