原著論文で業績を作る

カバーレター (Cover Letter)

オンライン投稿が主流になりつつある現在でも、多くの海外ジャーナルが論文投稿の際、カバーレターが添付されているかどうかを重視しています。それは、カバーレターには、その論文のメインテーマや要点などを端的に伝え、利益相反 (COI) の有無を開示するなどの重要な役割があるからです。
また、カバーレターがあることにより、その論文の査読をどの共同編集者や査読員に振り分けるのが最適かということを編集長が判断しやすくなるという利点もあります。

Ronbun.jpでは、ICMJE Recommendations (旧統一規定)に基づいた、汎用性の高いカバーレターサンプル集を提供しています。あなたの論文タイトルや連絡先などの必要情報を入力して、すぐに使っていただけます。

ただ、ジャーナルによっては、投稿規定や再投稿の際の編集長からの手紙の中で、あまり一般的でない項目についてもカバーレターに記載するよう求めていることもあります。投稿規定、編集長からの手紙、ICMJE Recommendations (旧統一規定)で記載が推奨されている以下の項目リストをチェックし、必要に応じてあなたのカバーレターに追加情報を加えてください。(例:二重出版の可能性について記載が必要な場合、単にカバーレター内で該当する論文があると言及するだけでは不十分で、論文そのものを添付し、その旨を記載する必要があります。そうすることで編集長は適切に最終的な採否の判断ができるのです。)

  • 論文のタイプやフォーマット
  • 第2パラグラフに抄録の短縮版(指定のある場合)
  • チェックリストに従っている旨
  • 著作権の譲渡(必要な場合)
  • 重複の危険性のあるすべての部分についての記載
  • 資金面等、COIについて、必要に応じてカバーレターでも補足
  • 著者全員が内容を確認している旨
  • 著者全員が著者資格(authorship)を満たしている旨
  • 査読員3-4名を指名
  • 査読してほしくない人を指名(その場合は、必ずその理由を記載)
  • corresponding author の氏名、住所、電話番号、FAX番号、Eメールアドレス

電子投稿の場合、ウェブ上でCOIの開示を要求されることがありますが、カバーレターの中でも重ねてCOIに言及しておいて損はありません。
なおCOIは、ジャーナルによっては、カバーレターの中ではなく、別途決められた書式で報告する場合もあります。必ず投稿規定をチェックし、その指示に従ってください。

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