原著論文以外で業績を作る

ポスター発表

学会でのポスター発表は、論文掲載や口頭発表に比べて比較的ハードルが低いので、多くの研究者にとり、研究発表の第一歩であると言ってよいだろう。しかし、ポスター発表には固有の特徴があり、ポスター作成には独自のノウハウがある。
この「ポスター発表」のシリーズでは、ポスターの利点·リスク、観衆の目を引くポスターの作成法から運搬方法、会場での注意点まで総合的に紹介する。

ポスター発表の特徴
  • 最も重要なのはポスターの内容である。ポスター発表は、一般的には、研究プロジェクトの紹介が目的なので、1枚のポスターにつき1つの研究を取り上げ、情報を最も効果的にプレゼンテーションするようにする。
  • 次に気をつけるべきなのは、見やすさである。ポスター発表では、掲示されたポスターが観衆の目に入るわずかな時間だけで、その内容を見てもらえるかどうかが決まるので、発表の主旨を簡潔に素早く伝えるものにする。
  • 1-3メートル離れたところからでも人目を引くようグラフ、画像、表などビジュアル的要素を多く取り入れるなど、十分に工夫をこらすことが大切。どんなに優れた内容でも、ひと目見てわからなければ素通りされてしまう。
  • もう1つのポイントは、中立的であるべきだということである。特定の価値判断を含むような意見を述べたり、企業や団体の商品などを宣伝するものであってはならない。